注意事項
「無職、川、ブックオフ」のネタバレが含まれています(ガチの最小限に抑えるなどはした!)
まだ高校生なので無職になったことは無い
ちょっとほの暗い空気感のまま進むかも
よろしくお願いします!
マンスーンさんの「無職、川、ブックオフ」を、南浦和にある、『ゆとぴやぶっくす』さんの通販(っていうの?あってる?)で買った。個人的にオモコロが好きなのでマンスーンさんのサイン本が欲しくて仕方がなくて探し出した末の通販だった。
私が買う頃には、もう結構感想などもでていて、ぬるいお風呂の温度感で進んでいくことは知っていた。
高校生である私は、無職の辛さなんて知らなくて、むしろ40数度のお湯に浸かるより、ぬるま湯に浸かり続ける方がずっと好きだから無職もいいじゃん?なんて思って人生設計を建ててた。通販で買ったから届くまでには1週間ほどまってた。ずっと届くのをソワソワ、子供の時のクリスマスの朝を思い出すようなソワソワをしてた。
届いた。早く読みたい。本を電車で読むのが好きだから登校中や下校中に読むことに決めた。少しずつ時間をかけることにした。
確かにぬるま湯って言われて読むとぬるま湯だけど、あまりにも深夜の頃のぬるま湯だった。自分からわざとぬるめに設定して入るぬるま湯じゃなくて、最初は熱かったけど、入るのがめんどくさくて、やっと入ったら、すっかり冷めてぬるくなってるタイプのぬるま湯だった。もう少しもう少し浸っていたい。足から浸かっていって、だんだん膝へ、腰へ、お腹ら辺、肩、頭まで浸かって、少しでも出ようとすると、ぬるま湯では体があったまってなくて、シャワーのあるタイルの方がすごく寒く感じるからずっと浸かってたくなる。腕を少し表面から出すだけで冷たい空気をまとう感覚がある感じ。
仄暗い風呂場でぬるま湯に浸り続けてる感覚でページを進めると美味しそうな話も出てきていい。じゃがいものやつ大好き。美味しそうすぎる。し、気持ちも何となくわかる。親の扶養の元で生きてるから新しい油を出さないようにする感じ。わかる...。多分本質的なところをわかってないし、ケツの青い子供にわかるって言われてもわかってねーだろって思われると思う。でも、私の中でちゃんと咀嚼して理解したつもり。わかる。
いっぱい土手の話が出てくる。うちの地元にも土手がある。勝手に土手って読んでるだけでないのかもしれない。でも川があって斜面があって自転車が通り過ぎていって、1番上の道路のところでたってると空気を感じるあの瞬間、きっとあれは土手。1回家が嫌になって塾も嫌になって、塾に行かずに自転車で土手に行ったことがある。家からは普通に遠いところにあるから結構大変だったし、車通りの多いところを通過しないとだから怖い思いもしたけど、夕方の赤い空と赤を反射する川の流れを見続けてた。どんどん暗くなっていって、赤を反射するのをやめて月を反射し始めた川の流れを追い続けた。どんどん暗くなって、時間が経って、そろそろ帰ろうとして、遠くから電車の音が聞こえる。駅からすっごい離れてるのに。夜って電車の音が聞こえるから不思議。って思ってたのをマンスーンさんも書いててびっくりした。憧れ(?)の人と同じような感性を持ってるのって少し嬉しい。
でも私にはからあげクンを光らせようとは思えないから、ヒラメキは一切ないみたい。悔しい。
読んでる時に考えてたことを書き起こしただけだから、すっごい拙いし、読みづらいし、感想っていうより自分の心だからどうなのかわかんない。でもこれを読んで思うことはきっと人それぞれだから色んな人に読んで、感想を書いて欲しい。感想を書いたら教えてくれ。読みに行くから。