ラテアー子の大日記

夢見がちすぎる弔井ラテアー子が夢を叶えるために始めた日記+何かブログです

落ちそうだった話

結構前に、高校入ってから垢抜けて可愛くなった女友達がいたんだけど、そいつから急にLINEが来て

「ねぇ、あんたのバ先のおすすめのお菓子とかなんかある、?」ってきた。

俺は、正直オススメとかないし、そいつも垢抜けてから俺と話したりっていうのがなくなってたしで、無難なので行こうと思い、

「うーん、まぁ、俺がこれが好きとかって言うのではないけど、いちご大福とか人気だよ」

って返したんだ。そしたらそいつから

「いや、私はあんたが好きなおすすめを聞いてるんだけど」

って来て。めんどくさかったから「俺のオススメはチョコパイ」って返した。

 

その次の日くらいのことなんだけど、バイト先にそいつが来た。俺のオススメ買って食べるのかなーって思って、いつものように「いらっしゃいませー」って言った。その瞬間にそいつがこっちを向いてヘラっと笑いながら手を振ってきた。何故か少し恥ずかしかったけど、平然を装って手を振り返した。

その後5分くらいはいつものように業務をこなして過ごしてたんだけど、少ししてからそいつがレジまで来て、おれが最初に人気だとオススメしたいちご大福一個と、適当に返信したチョコパイが2個出された。このチョコパイ小さいから1個じゃ足んないもんなー、って思って「お会計𓏸𓏸円です」と言って、そいつの荷物をレジ袋に入れてた。そしたらそいつが、「あ、そのチョコパイひとつあんたのだから」って言って立ち去ろうとした。俺は言葉が出なかったけど、自動扉をでる直前にその子が振り返って「...ばいと、頑張ってね」ってイタズラな笑顔で言われた。俺はいつもの倍くらいの声の大きさで「ありがとうございました」といった。もうすぐで恋に落ちそうだったが、そいつが昔消しゴムをちぎって食ってたことを思い出してギリギリ落ちなかった。